『Gスピリッツ』取材後記

『Gスピリッツ』創刊号は、もう手に取って頂けただろうか? 買った人、これから買おうと思っている人、そして買うかどうか迷っている人…すべての人へのPRということで、とりあえず自分が関係した取材の後記を書かせてもらう。
 順番からいくと、まずは武藤敬司×ケンドー・ナガサキの対談。ケンドー・ナガサキこと桜田一男さんは武藤のアメリカにおける師匠。キャリア1年で修行に行ったフロリダに始まって、プエルトリコ、テキサス、WCW…と行動を共にした人物だ。さらに武藤をSWSに引き抜こうとした人でもある。グレート・ムタの原点とは? パッケージ・プロレスを推進する武藤の感性はどうやって培われたか? そしてSWS引き抜き問題の真相は? ということで聞きたいネタは山ほどあった。2人が直接会うのはSWS騒動以来とのことで、実に17年ぶりだったが、2人の間に空白はなかった。そしてアメリカンな2人だけに話は脱線に次ぐ、脱線! いやあ、まとめるのに苦労しました(苦笑)。実は私も桜田さんとお会いするのは、日本スポーツから出した『SWSの幻想と実像』の取材以来だから8年ぶりだったが、相変わらず気さくな人。プエルトリコ時代の写真も提供してくれて本当に感謝だ。
 天龍インタビューは、私が参加したとしたらスルーできない。読み手がどう受け取るかはわからないが、HGに負けたこと、ハードゲイへの変身、そうしたことに批判があることなどを真正面から聞いたつもりだ。
 そして保永インタビュー。保永という人は寡黙だが、本当に気骨ある人で、懐にナイフを忍ばせたような凄味を持っている昭和のレスラー。20年以上接しているが、インタビュー取材は初めてだったし、初めて聞かせてもらった話も数々あった。このインタビューの評判が上々のようなのは素直に嬉しい。
 とにかく週刊誌時代とは違った取材。そこには新たな発見や驚きがあった。プロレスは、まだまだ掘り起こされていない面白い材料がゴロゴロしているはず。それを丹念に掘り起こしていきたいと思う。
 創刊号ということで清水編集長、佐々木編集長、斎野&村上の両君も試行錯誤の連続だったと思う。私は、もちろん企画やアイデアをどんどん出していくつもりだが、基本的には彼らの編集方針にボリュームをつけてサポートしていければと思っている。
 ということで、まだ買っていない人は手に取ってみてください!

「『Gスピリッツ』取材後記」への4件のフィードバック

  1. スピリッツ読ませて頂きました。ちょっとインタビューに頼り過ぎかな。月刊誌なんですから各団体のビッグマッチをもっと掘り下げてもよかったのでは。それと、試合前後のバックステージや現場の記者しかわからない選手の本音なども知りたいですね。
    第三世代という切り口での永田や大谷などの特集は面白かったです。
    今後も期待しますので頑張ってください、しかし、残念なのは「G」が2誌創刊してしまったこと、潰し合いとかにならないことを祈ります。

  2. はじめまして、Gスピリット読ませて頂きました。
    元ゴングのスタッフさんたちの熱き思いは伝わってきました!
    ただ、インタビュー中心だし、これでは上品な紙●ロ?的な感じもしましたね・・。僕はゴングの試合の記事が好きだったので、月刊でもビッグマッチの試合の記事や写真を載せるなどして、現在のプロレスをお届けしてもらえると嬉しいです!
    あとプロレススターウォーズGはページ数少なすぎでは・・。凄く楽しみにしてたので、正直もっと増やして欲しいです。10ページぐらいはあって欲しいです。
    あとDVDは佐山のサミー・リーの試合をDVD付録にして欲しかったです・・。(これはお宝過ぎて付録にするには勿体無い!?)
    長州はもっと性の悩みとか、そういうのの相談に乗ってたら面白いと思いました。猪木が週刊プレイボーイでやってたような感じで・・
    今後ともGスピリッツ期待しております!

  3. 葉書には収まりそうもないので、こちらにGスピリッツの感想を書くことをお許しください。
    私はプロレスファン歴がまだ浅く、しかもここ2年ほどはプロレスから遠ざかっていて、
    ゴングにもそんなに目を通していなかったので、ゴングイズムみたいなものは解りません。
    そんな視点から見たGスピリッツの感想ですが、これがもうとても楽しめました。
    特に濃厚に感じたものが2つありまして、1つは『竹内ゲノム座談会』で触れられていた
    月刊&別冊ゴングの世界を、Gスピリッツはシリアスに大人の視点でやっているのでは
    ないかということです。
    プロレスファンにプロレスを幻想的な視点で提供していたのが、誌面で紹介されていた
    月刊ゴングの一面だったのかと受け止めたのですが、今回Gスピリッツのサミー・リーや
    覆面剥ぎマッチの記事からは同じ匂いを感じました。
    プロレスファンにはいい意味で、アンチプロレスの人には悪い意味で受け止められる、
    「子供騙し」な部分から大仰さを抜いて真剣に、真面目にプロレスの幻想的な部分を
    紹介しているように伝わってきたのです。
    もう1つ、これはもう全編に渡って濃厚な『プロレスラー・リスペクト』です。
    強い弱いを超越した、『凄い』を売り物にしているプロレスラーの人間としての深みが
    どのインタビュー記事からも伝わってくるのが嬉しかったです。
    今後は試合レポートがどの程度の割合になるかが気になります。
    月刊誌なのであまり詳細に分量を割かれても他の読み物が減ってしまって困りますし、
    さりとてビッグマッチのレポートが無いのも寂しいものがあります。
    何年か経って2007年の10月を振り返るときにこの試合があったことは忘れてはいけない
    というようなものは抑えておいて欲しいと思います。

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