小島とケア

 昨日の日曜日は例によってダブルヘッダー。昼は全日本の『サマー・インパクト2007』開幕戦だ。両国大会を1週間後に控えているだけに、各選手はいきなりフルスロットル。両国に向けてのポイントを書けば、メキシコ・アミーゴスVSサムライ・ジャパン前哨戦ではYAMADAが掌打でNOSAWAをKOした。
「あれは強烈だった。YAMADAの頭に角が見えた…」とNOSAWA。ということは、YAMADAの正体は89年に「リバプールの風になった」という言葉を残し、獣神をモチーフにしたマスクマンになった“あの男”なのか。両国のPPVでは、このアミーゴスとサムライ・ジャパンの解散をかけた6人タッグを解説することになっているが、他団体をネタに絡められたら喋りにくいなあ(苦笑)。
 勝彦とセイビンのタッグ前哨戦はなかなかよかった。勝彦が知らないムーブを次々に披露するセイビン、対する勝彦はセイビンの右頬にシャープな蹴りをバシッと決めた。この2人なら好勝負間違いなし。海外進出も視野に入れている勝彦にとってセイビンとの世界ジュニア戦は試金石になる。
 みのると健介の三冠を巡る攻防は、先シリーズの心理戦から一転して余計な要素を排除したガチガチの戦いを展開。2人のテンションが高まっていることがわかる。あとは本番を待つばかりだ。
 さて、個人的に興味を持っているのは川田&ケアに小島&TARUが挑戦する世界タッグ戦。7・29金沢で小島のイス攻撃を顔面に食らったケアは2112部上顎骨歯槽骨骨折(全治1ヵ月)という重傷を負ってしまった。今シリーズは両国以外は欠場だ。何やら難しい名前の怪我だが、ようするに鼻と唇の間…上歯の歯茎の下の骨が折れて陥没したとのこと。試合前、控室でケアに負傷箇所を見せてもらったが、上歯の歯と歯茎が金属でガッチリと固定されていた。これでは食事をするのも大変なはず。それでいて、メイン終了後にリングに駆け込んだのだから無謀だ。小島のラリアットを食って、またまた口から流血。これは本当にシャレにならない。
 だが、小島がここまでやれるのは、ある意味で大したものだ。口では「ケアを壊してやった」と言っていているが、どう考えても偶然の事故。金沢のアクシデントが故意のもののはずがない。だが、それを利用してヒールとしてノシ上がるぐらいの覚悟がないなら、小島は大成しない。両国の本番でも小島はケアの口を容赦なく攻めることができるのか? 小島にとってヒールとしてやっていく上での踏み絵になるだろう。一方、ケアがここで耐え抜いて世界タッグを防衛できれば、去年のカーニバル優勝&三冠奪取の時の輝きを取り戻すことができる。両者にとって今年下半期を占う重要な一戦だ。

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