新日本に新たなうねり

 今日はG1クライマックス決勝。まず棚橋(Bブロック2位)と真壁(Aブロック1位)、永田(Aブロック2位)と中邑(Bブロック1位)が行なわれ、勝者同士で今年の覇権を争う。
 だが、昨日の両国では早くも“その後”に向けてのアクションがあった。真壁に敗れた蝶野の呼びかけで長州、越中、マシン、ライガーがリングに上がり、新軍団の結成を宣言したのだ。復帰後、常々「これからの新日本は俺が仕切る」と言っていた蝶野が「この5人が新日本の歴史だ。俺たちこそ新日本の大黒柱だ。今の新日本に遠慮していられない」とぶち上げたのである。
「蝶野とは、この1~2ヵ月、話し合ってきた。みんなポジションがあるから難しい部分もあったけど、この5人がやらなきゃいけない。今の新日本に何が足りないのか? これまで方法論は違ったけど、目的は同じところにある。若い連中には十分時間をやってきた。これは現状から抜け出すための行動だ」(長州)
「この何年間か、脇にズレて戦況を見てきた。確かに若い奴らが一生懸命頑張っているのは認めるよ。でも俺たちの歴史、名前を越えた奴がいるかってことだよ」(ライガー)
 今の新日本は誰にでも上に行ける自由な空気があるが、そこで敢えてベテランたちが逆襲に出たのだ。この5人の決起によって蝶野とマシンはブラック軍団を飛び出すことになるだろうし、越中もGBH離脱になるだろう。ライガーの場合はCTUが解散するから自由だが、この5人の決起によって、これまでの新日本の図式はガラリと変わる。
 その他、2勝3敗で初G1を終えたミラノはヘビー級転向を宣言し、永田とバーナードが試合後に健闘を称え合うシーンもあった。また、越中を下して今日の決勝トーナメントに駒を進めた棚橋は黒のロングタイツという新スタイルで戦い、“人気者”越中に対してヒール・ファイトを展開。
「最初から俺の持てる才能を全部出したら、他の選手にいらん気をもたせなくて済んだのに申し訳ない。このコスチュームは気分で作ったけど、使う機会があってよかった。基本的にはいい人間ではないんでね。明日は真壁選手? デビュー戦の相手だし、思い出があるますね。俺のことを温室育ちって言うけど違うんだなあ。こっちは純粋培養だから、言い方に気をつけるように。俺は、俺が勝ち上がれば、何も言うことはない。今日の俺は見事だった。見事過ぎるな、俺…」
 と、試合後のコメントも嫌味タップリな感じ。元々、センスのいい棚橋だけに意外にヒールはハマるかもしれない。
 いずれにせよ、今日のG1が終わった瞬間から、新日本は新たな局面に突入する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です