夏がくれば思い出す…

 暑い!やっと梅雨が明けたと思ったら、連日30度を越す暑さだ。朝8時過ぎにタバコを買いに行く時点で汗が噴き出てくるのだから、この先が思いやられる。
 このジリジリと体を焼く太陽光線を浴びると、私は13年前の夏を思い出す。1994年8月1日、私は週刊ゴングの編集長になった。33歳の誕生日を1ヵ月後に控えた弱冠32歳。キャリア的には14年を数えていたが、若い編集長だったと思う。それは編集部をまとめるが大変だったはずだ。
 8月1日は月曜日…清水さんにとって編集長最後の本の校了日だった。みんなは大日本印刷に出張校正に行き、私は編集部に残って自分が手掛ける最初の号の進行表を作っていた。翌2日には週刊ゴング編集部とゴング格闘技編集部が日本スポーツ出版社の本社から近くの岡本ビルに引越し。そして3日の水曜日から新日本の『G1クライマックス』両国5連戦がスタートした。
 こういう仕事はどうしても夜型になってしまう。でも、私は編集部員が徹夜して会社に寝泊りするのは好きじゃなかった。だから、このG1期間は即日追い込みの土日以外は出社午後1時を命じ、前日の大会の作業をした上で両国に取材に行くスケジュールを組んだ。みんなも大変だっただろうが、私も必死だった。真夏のお昼は暑い。暑い日になると、当時の春日駅から編集部までの暑い道のりを思い出してしまうのだ。
 そうやって作った週刊ゴング526号。表紙は優勝者の蝶野で、帯とタイトルは目立つようにと蛍光オレンジを使った。そこから4年半、私の編集長生活は続いたのである。
 自分で書くのもなんだが、よく頑張ったと思う。あれがあったから今も頑張れる。真夏は私を初心に戻らせてくれる。
 

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