DDTの新人

 昨日のDDT後楽園ホール大会で新人がデビューした。安部行洋…1975年7月5日、東京都江戸川区出身の22歳だ。マサ高梨相手にフォームがキレイなドロップキックを連発し、グランド・レスリングもキビキビしていて、いかにも新人という気持ちのいいファイトを見せてくれた。
 この安部、実は入門前までは格闘技経験はなかった。野球を11年やっていて、後輩たちにプロレス技をかけて嫌がられていたという。プロレス入りに当たって、DDTを選んだ理由は、
「週プロとかゴングの団体連絡先のコーナーがあるじゃないですか。とりあえず上から順に連絡していって片っ端からテストを受けようと思ったんですけど、たまたま一番上にあったのがDDTで、そうしたら一発でOKになりまして(笑)。それでどういう団体かわからなかったんで、ホームページを見たり、DVDを見たりしました。そうしたら年齢的に近い人がいっぱいいたし、これならやれると思って…」
 ウーン、現代っ子(これって死語?)だ。だが、デビューまでに2年かかった。左上腕骨折(今も腕にはパイプとボルトが入っている)など、怪我に悩まされたからだ。よくぞ挫折しないでデビューに漕ぎ着けたと思う。
「セコンドでいろいろな先輩たちの試合を観ることができたので、苦ではなかったです。ようやくデビューできたんで、この団体で目立てる選手になりたいです。目標は飯伏さん。すべてにおいて凄いと思います。そういうレスラーになりたいです」
 デビュー戦の相手を務めた高梨にしても、最初は闘龍門に入ってメキシコに行き、途中で帰国してDDTに入り直すなど、デビューまで時間がかかった選手。それだけに安部に対して思うところがあるようだ。
「自分も時間がかかりましたから、同じような気持ちで嬉しかったですね。でも、このデビューからがスタート。DDTはいろいろありますから、悩むこともあると思いますけど、頑張ってほしいですね」
 そう、本当にここからがスタート。様々な要素を持ったDDTの中で安部がどんなレスラーに成長していくのか、見ていきたい。

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