あともう少し

 昨日、後楽園ホールで新日本の『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアⅩⅥ』が開幕した。1年間ずっと鎬を削っているジュニア戦士がシングルで覇権を争うのだから熱くなって当然である。ちなみに私はサムライTVの優勝予想では、願望も込めてミラノ・コレクションAT、田口隆祐の名前を挙げた。
 さてオープニングの昨日は外道VS内藤、ライガーVS裕次郎、タイガーマスクVS井上亘、稔VS田口、そして何とキャリア2年、大会初出場のドラゲーのB×Bハルクが金本相手にいきなりメインを務めた。
 まだ新日本とドラゲーの交流が始まる前の去年の秋頃だったか、モッチー(望月成晃)と雑談をしていた時に、
「今年は後半から他団体にも積極的に打って出たいと思っているんですよ。特にハルクには様々な経験を積ませてみたい。新日本のスーパージュニアなんか最高の舞台ですよね」
 と言っていたが、それが現実になったわけだ。
 開幕戦のメインでハルクが起用されたということは、それだけ新日本側にも期待がある証拠だし、ハルクにとっては試練。また、相手が金本というのも試練だった。新日本ファンの金本に対する信頼は絶大。金本の喧嘩腰のファイトにどう向かっていけるかが、ファンにとってそのレスラーを認めるか認めないかの基準になっていると言ってもいい。
 ドラゲーでさえシングルでのメインは1回しかやったことがないというハルクには、やはりプレッシャーが大きかったようだ。プロレス入り前はレンジャー部隊にいたハルクは見かけによらず肝っ玉が座った男だが、やはり本来のキレと躍動感はなかった。気持ちは前に出ているが、体がついていかなかったという感じ。ただ試合の中盤からは新日本のファンもハルクに声援を飛ばしていた。ファンの心を掴むのも、ファイト自体もあともう少しである。
 このスーパージュニアが終了した後、ハルクがどう成長しているか楽しみだ。