クリス・ベノワについて

 昨日はアクセス数が多かった。もしかしたらクリス・ベノワについての情報があるのかと覗いてくれた人が多かったのかもしれない。
 私がベノワの訃報に接したのは昨日の午前中。アメリカの知人からも電話がかかってきた。だが、何も書く気持ちにはなれなかった。詳細がわかるまで、軽々しく彼の功績を称えたり、若過ぎる死を悼んだり…を文章にする気持ちにはなれなかったのである。昨日、CTU解散の記者会見を行なったライガーがベノワの死について「詳細がわかるまでは」とコメントしなかった気持ちはすごくよくわかる。
 ここ最近、レスラーの訃報が相次いでいる。同年代のレスラーの悲しいニュースは本当に心に響く。常に精神的緊張を強いられ、肉体的な苦痛を伴うプロレスラーという職業。ある者は精神のバランスを崩し、ある者は体を壊し…思いがけない若さで去っていく。プロレスラーとは命を削りながら観る者に夢や元気を与えていくという本当に過酷な職業だと思う。
 今現在、ネットなどで報じられていることが事実だとしたら、これは痛ましい事件だとしか言いようがない。そこにああだったのでは、こうだったのではという推測を挟む余地がないほどの厳しく悲しい現実だ。
 私はベノワとは個人的な接点はない。ただ、リング上のプロレスラー、クリス・ベノワは本当に素晴らしかった。みんなにとってもそうだったと思う。今後、どんな事実が出てこようとも、それだけは消えない。

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