小島のVM入り

『自分の進むべき道がはっきり見えてきました。それが何であるかを六月二十四日、後楽園ホールのリング上で「ひとつの形として」お見せしたいと思います。全日本プロレスは若い力も着実に育っています。今後は、全日本イコール小島聡というところをしっかりと見せていきますので、変わらぬご声援の程、よろしくお願い致します』
 これは6月16日、全日本プロレス経由でFAX&メールされてきた小島聡の直筆メッセージの一部。小島が書いていた「ひとつの形として」というのはブードゥー・マーダーズ入りだったわけだ。
 昨日の後楽園。第5試合で健介&真田と組んでVMと激突した小島は、試合後に若い真田、T28と手を組んで「これからは若い力が全日本を引っ張って行くんだ」と宣言した。ところがメインの中島VS近藤終了後に乱入して中島を袋叩きにし、さらに駆けつけてきた健介、武藤、ケアと大乱闘の挙句に電撃的なVM入り。これをどう解釈すればいいのか? 真田&T28と手を組んだのも巧妙な芝居?
 ここで私が思うのは、今回の小島のVM入りは単なる話題作りではなく、もうすぐキャリア16年、もうすぐ37歳になる小島が自分自身を見つめ直しての行動だろうということだ。第5試合終了後の若手への言葉は「お前たちがしっかり全日本をやっていけよ」という惜別の言葉だったように思う。
 全日本に来て、三冠王者にもなった小島だったが、真のエースになることはなかった。三冠王者時代でも常に話題の中心は武藤であり、曙であり、VMの凶行や面白いストーリー展開であり、その中で小島は王者として挑戦者を光らせつつ、黙々と戦っていた印象が強い。
 今、このキャリア&年齢にきて、小島が真にトップを獲ることを考えた場合、立ち位置を変えるしかない。武藤や健介と対立できるポジションを確保するのが早道である。そこでVM入りというのは、ちょっと安易な感じもするが、小島がVMの色に染まってしまうのか、小島がVMを自分の色に変えるのかによって評価は変わってくるだろう。深読みすれば、小島があえてVMに入ったのは、全日本のパッケージ・プロレスをぶち壊そうという意図もあるのではないか。それが全日本イコール小島聡という表現につながっているような気もする。
 いずれにせよ、小島がどう変わるのか注目したい。

「小島のVM入り」への1件のフィードバック

  1. ティーチャーおさのさん
    はじめましてです
    サムライでは毎週月曜日、楽しみにしています
    お願いがあるのですが三田さんに 聞いて欲しいのですが
    「もうブログは辞めたのでしょうか?
     まだ継続中なら 更新してくださいと」
     おさのさんのところでは 申し訳ないのですが
          宜しくおねがいします。

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