極まれり!サムライ激場

 今朝9時過ぎにダイアリーを更新したが、操作ミスで削除されてしまったので、改めて書こう。ゴールデンウィーク、プロレス業界は忙しい。昨日は午後3時から5・9後楽園大会に関するハッスルの会見。夜は新日本の後楽園だった。
 ハッスルは様々なリリースを律儀に私の自宅にFAXしてくれる。そうなると試合だけでなく、記者会見にも顔を出すのが筋というもの。会見場のPRIDE道場に出向くと、関係者からは珍しがられてしまったが…。記者会見の内容は、5・9後楽園の第1試合のTAJIRIのパートナーがジャイアント・バボから佐藤耕平に変わったこと(対戦相手はKUSHIDA&チエ)、モンスター軍入りを直訴していたキンターマン&クロダーマンが最終査定試合として“モンスター大将”天龍&“モンスターK”川田との対戦を命じられたという2点だけ。ただし、普通の会見で終わらないのがハッスル流だ。
 出席者(というよりキャスト)はセクシー広報・りんらん姉妹三女の泡瀬夏弥、アン・ジョー司令長官、TAJIRI、キンターマン、クロダーマン。アン・ジョーに天龍&川田との対戦を命じられたキンターマンがパニクって(というより素?)三女にセクハラを仕掛け、これにTAJIRI、クロダーマンも乗っかるというもの。記者会見のリリースにも「3時開始」ではなく「3時開演」と記されていた。
 さて夜は一転して硬派な男臭さムンムン。越中詩郎のサムライ激場だ。このGW、新日本は『レッスルランド』『ロックアップ』を含めると4回も後楽園興行があるだけに客入りが心配されたが、最近にはない2005人の超満員札止め。永田VS越中の一戦がIWGP戦になったことでチケットが伸びたという。
 それにしても凄い越中人気。お笑いタレントのケンドー・コバヤシのモノマネという意外な形で越中の知名度は全国区になったが、元々プロレス・ファンは不器用でも闘志溢れる真っ直ぐな越中を支持していた。G1に出て金星でも挙げようものなら、まるで優勝したかのように両国が熱狂したし、WJ時代でもシーンとした会場にあって越中の試合だけはお客が沸いていた。そんな男だから、どういう形であっても、こうしてブームが起こったことは嬉しいことだ。
 もちろんメインのIWGP戦は試合前から大コシナカ・コール。感極まった越中は入場の時点で顔をクシャクシャにして男泣き。48歳になるベテラン・レスラーが感動するって素晴らしいことだ。WJ崩壊後、辛酸を舐めながらも頑張ってきた越中。頑張れば結果が出る。ベタな考え方かもしれないが、それを越中は体現した。やはりド演歌ファイターだ。
 試合は越中の歴史を見るような内容だった。永田のキックでサンドバッグ状態にされながらも、そのたびに立ち上がる姿はジュニア時代の高田伸彦(現・髙田延彦)との名勝負数え唄を彷彿させるものだったし、ダイナミックなジャンピング・アームブリーカーは全日本の若手時代の三沢光晴との名物カードを思い起こさせるものだった。そして反選手会同盟、平成維震軍時代から変わらない闘志。
 結果は永田のバックドロップ固めに散ったが、プロレスは結果や強さだけではないことを改めて証明したと思う。試合後はサッとリングを降り、無言で控室に消えた越中。その背中はまさに粋なサムライだった。

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