今日の注目はTAJIRI

 今日はいよいよチャンピオン・カーニバル優勝戦。A、Bブロック共に混沌としていて、最後の最後まで誰が優勝戦に勝ちあがってくるかわからない状況だ。優勝の行方はともかく、今日の公式戦で私が注目しているのは鈴木みのるーTAJIRI戦。
 TAJIRIは大技に頼らないプロレス、利に適ったプロレスを目指している。今回のカーニバルにしても、まだバズソーキックもタランチュラも使わないで試合を構成しているし、急所打ちをやるにしてもグリーンミストを噴くにしても、必ずレフェリーのブラインドを衝いてやっている。TAJIRIには、こうした細かいこだわりがあるのだ。今日の三冠王者みのるとの対戦についてはこう言った。
「時間的なキャリアは向こうの方があるでしょうけど、経験というキャリアでは、向こうは5回ぐらい生まれ変わらないとボクに追いつかないと思いますよ。鈴木選手は強過ぎて困っているんですか? 確かに強いでしょうけど、プロレスは強さだけじゃない。ただ強ければいいのなら、今のところPRIDEとかK-1ではプロレスラーは勝てないんだから、プロレスは総合より弱いことになりますよね。でも、プロレスには総合にはない要素がある。プロレスは頭脳で勝負できますから。だから、こんなに体が小さいボクでも通用するんです。今、ボクにはエディ・ゲレロが宿っています。エディから学んだ頭脳で鈴木選手を攻略します。ボクは強がりません。等身大で喋っていますから」
 そう、エディ・ゲレロはジュニア・ヘビーの体格ながらブロック・レスナーを破ってWWEヘビー級王者になった。あのカート・アングルも攻略している。“ズルしていただき!”の戦法で頂点に立ったのだ。TAJIRIはそのエディと組んでWWEタッグ王者になって奥義を学んでいる。これが今のTAJIRIのバックボーンになっている。
 対する鈴木みのるも頭脳をフル回転させる男。鈴木みのるとTAJIRIの一騎打ちは、カーニバルの星取りを超越した興味深いカードだ。

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