先週の取材

 先週の現場取材は23日(金)=ドラゴンゲートの後楽園ホール、24日(土)=ノアの大阪市中央公会堂日帰り、25日(日)=DDTの後楽園ホールと3連戦。
 総じての感想は、どの団体も過渡期を迎えて新しい時代につなぐために努力しているということだ。ドラゴンゲートは昨年暮れから、それまでの“オンリーワン政策”から一転して他団体と積極的に関わりを持ち、この後楽園にも新日本からライガー、邪道、外道が参戦していた。またドラゲー内の図式も変えてポスハーツが解散し、CIMA、横須賀、斎了、キッド、ハルク、アンソニーが新ユニットを結成。この団体のマンネリにならないための企業努力はいつもながら感心する。あと…いつもながら感心させられるのはCIMAのマイクの巧さ。フジイもいい味を出している。そして、この日、プロ根性を見せてくれたのがスペル・シーサー。頭部を大きく切って大流血…本当なら、すぐにでも救急車で病院に行かなければいけなかっただろうが、メイン終了後の延々と続くマイク・パフォーマンスを最後までやりきった。これもレスラーのSHOW MUST GO ONの精神である。
 ノアは変化が少ないように見えて、きっちりと次の時代を見詰めている。三沢と秋山のタッグ対決があったにもかかわらず、このカードはセミに回って、メインを取ったのは力皇、丸藤、KENTAの3人。来たる3・4日本武道館のシングル5大決戦のメインはファンの投票で決まる(明日が投票締め切り)が、ノアにとってはROH世界王者になった森嶋とKENTAの一戦がメインになってくれたら言うことはないのではないか。今のノアにとっての課題は若い世代のメインでお客さんを集めることだろう。
 そして昨日のDDT。メインではKO-D無差別級王者HARASHIMAが男色ディーノの挑戦を退けた上で、次の挑戦者に高木三四郎を指名した。DDTの社長でもある三四郎は、
「お前がチャンピオンになってから、後楽園ホールの客入りが減っている。だから俺が獲る!」
 と、厳しい指摘をした。その団体のチャンピオンは技術、強さはもちろんのこと、集客力も要求される。HARASHIMAはバラエティ色が強いDDTに誕生した正統派の王者だが、果たしてDDTを引っ張っていけるのか? HARASHIMAと三四郎の激突は、HARASHIMAいとっても、DDTという団体にとっても正念場になる。
 とにかく言えるのは、どの団体もそこにとどまっていては先はないということ。だから、少しでも変化をつけて踏み出そうとする。常に先を見据えて企業努力しなければ生き残っていけないのが厳しい現実なのだ。どこも頑張れ!

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