中嶋勝彦に共感!

 最近、私が共感を覚えているレスラーは中嶋勝彦。27歳も年下で息子のようなレスラーだが、彼の3年間を見てきて、常に「頑張れ!」と思わずにはいられなかった。
 15歳でデビューした勝彦。普通なら高校生活を満喫する年齢だが、彼はいきなり大人の世界に飛び込んだ。それもプロレスという特殊な社会に健介にくっついて2人きり。これだけでも「大変だろうなあ」と心配だった。比較にはならないが、私がこのプロレス業界に足を踏み入れたのは大学1年生になったばかりの18歳。それまで高校生だったのが、大人の社会に入って随分と戸惑ったものだ。当時のプロレス・マスコミは当然、大人ばかり。一番下っ端の私は、レスラーや団体関係者はもちろんのこと、他の記者やカメラマンに「よろしくお願いします」と頭を下げて歩く毎日だった。救いは新日本プロレスに同い年のヒロ(斎藤)ちゃんがいることぐらいだった。そんな経験をしているから、上下関係の厳しいプロレスラーの世界に入った幼い勝彦が気になってしょうがなかったのだ。
 まだ体ができていないから怪我も心配だった。潰されないかと心配だった。だが勝彦はすべてに打ち勝って、ここまで来た。5日にサムライTVの『S-ARENA』に出演した時に「3年間で30キロ…だいたい1年に10キロのペースで太ることができました。ただ太るんじゃなくて、筋肉で太るのは大変だったですけど」と勝彦は笑っていたが、その体力と精神力は半端じゃない。もちろん、そこには健介、北斗の家族愛溢れたサポートがあったことを忘れてはいけない。
 団体としてスタートした健介オフィスにあって、勝彦の役割りも重くなる。道場長として後輩たちの面倒を見なくてはならない。レスラーとしては先輩でも、健介オフィスでは後輩となる三島は大人、新弟子3人中2人は年上だけに、勝彦がどう統制を取っていくか見ものだ。
 少年から青年期に入ったが、3年前と変わらず礼儀正しく、常に前向きな勝彦。彼は次代の日本マット界を照らす希望の光である。

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