解説ではない全日本

 昨日は後楽園ホールで全日本の開幕戦。普通、後楽園での開幕戦は、私が解説を務めているGAORA中継だが、昨日はサムライTVのニア・ライブ。ということで久しぶりに観客と同じ目線で全日本の風景を見ることができた。
 解説席だと至近距離のリング上のみで会場全体を見渡すことができないし、ヘッドセットを付けていると観客の声もダイレクトには入ってこない。それだけに久々に“ただの観戦”は新鮮だった。で、やっぱり全日本プロレスはパッケージとして面白いなと思った次第。
 全6試合、すべて試合のカラーが違う。1試合目は荒谷が笑わせ、2試合目はAHIIとブードゥー・マスクのルチャ的な試合、3試合目のカズ&中嶋VS土方&雷陣は、雷陣が頑張って、ガンガン行くシビアな試合になった。休憩後は武藤VS鈴木のタッグ対決、RODとVMの解散をかけた8人タッグ、そしてメインは小島VS近藤と、どれもがそれぞれに見どころがある試合。これだったら見ていて飽きない。
 全日本のあったかいムードをぶち壊す鈴木のファイトはよかったし、ディーロ&ブキャナンが裏切ってのROD解散は誰もが想像しなかった結末。メインの小島VS近藤は、純粋にシングルマッチとして素晴らしかった。世界ジュニア王者・近藤の小島にパワー負けしない実力には、思わずコールが飛び、その近藤を引き出した小島もさすが。最後に小島が週刊ゴングでのハンセンとの対談で言っていた“相手をロープに振ってのハンセン式ラリアット”を使ったのもミソ。
 今、全日本はどんなファンが見ても楽しめるプロレスだと思う。解説をやってるから書くわけじゃないけど、お薦めです!

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