亀田問題の反響

 仕事が立て込んでいて4日間ほどダイアリーにブランクが空いてしまったが、その間に亀田興毅について書いたことに多くの反響がきたのには少しびっくりしてしまった。
 今も週刊誌やテレビでいろいろな報道がされているが、かねてから、いろいろな想いを持っていたボクシング・ファンや、具志堅用高氏、やくみつる氏が厳しいことを言うのは当然だと思う。私も考えさせられる意見もあった。
 ただ、私が嫌だったのは掌返しで一斉に亀田を袋叩きにしようという感じのいじめに近い報道の匂いである。疑惑の判定、ボクシング界の体質、TBSについての批判は当然するべきだと思うが、それまで亀田ファミリーを持ち上げていたマスコミがいきなり人格的に批判したり、あるいはボクシングとは関係ない芸能人に取材して「あれはいけませんねぇ」などのコメントを掲載して反・亀田を煽るという明らかに“意図を持った報道”が嫌だったし、これは怖いなと思ったのだ。
 亀田興毅がどんな人間なのかは会ったこともないからわからない。ただ、あのキャラで人気が出たのは事実だろう。あの言動や行動はキャラクターであって、テレビカメラのスイッチがオフになれば謙虚な人間であることを望むが…。
 それともうひとつ、ボクシングもそうだが、格闘技はつくづくテレビ主導のイベントになってしまったということは痛感する。先日のヒーローズでの桜庭もそう。前田が「桜庭を殺す気か!」と怒鳴ったというが、あれは桜庭がメッタ打ちにされた段階でストップすべきだった。仕方がない。桜庭の負けでいいではないか。たまたま桜庭が盛り返して勝ち、大事には至らなかったようだから良かったものの、人の命と人生を何だと思っているのか? 亀田興毅も桜庭和志も…テレビ界、興行界の犠牲にされたら可哀相すぎる。
 かつて国際プロレスがTBSになった時に「大TBSの力をもってすれば、5分でスターは作れる!」と、グレート草津をスターにするべくルー・テーズと当てたが、3本勝負の1本目でバックドロップを食って失神。そのまま戦闘不能になって大失敗に終わったことがあった。
 格闘技は生身の人間がやるもの。台本通りにもゲームのようにもいかないのである。そして一番尊重されなければいけないのは闘う人間の生命の安全である。

「亀田問題の反響」への7件のフィードバック

  1. 私には亀田報道と週プロを結び付けた氏のやり方に「意図を持った報道」を感じました。そのふたつはまるで別物でしょう。週プロが冷静でなかったというのであれば、氏をはじめとするゴングの当時の報道姿勢は他誌を悪者にできるほど冷静だったのでしょうか?なぜあそこで最後にSWSのことが出てきたのか理解できません。また、ご自分で振っておきながらSWSについて突っ込んだコメントには一切触れないのはどういうことなんでしょうか?

  2. 私はむしろコメントした人のなかで無理矢理新日本プロレスと結びつけた人の方に不快感を覚えましたけど。

  3. ま、コメント出してるのは唯の一般人、このblogはご存知、ゴングに関わっていた要職の人間ですからね。
    バッシング繋がりで新日を思い浮かべる人は結構多いと思いますよ。話題先行でリング上が伴わないとか、マスコミの手の平返しとかの点で。

  4. 親しい選手にあだ名で読むはやめたほうがいいですよ。それにテレビにでる時は帽子を脱ぎましょうね。小佐野さん常識という言葉を知ってますか?

  5. 小佐野さんが選手のことをあだ名で呼んでるのを見ると、羨ましくなるのは俺だけか?! 必ず帽子でテレビ出演しているテリー伊藤も常識なしか・・・笑)

  6. 小佐野さん へ
    ブログって難しいですねぇ。
    素直に書くと『批判』されるし、
    不特定多数向きに書くと『言葉をボカス』作業に、うんざりするし。
    でも、小佐野さんの考え方を『見』せていただけるココは大好きです。
    大きなお世話でしょうが(笑)『めげないで』下さい!

  7. 今日ブログを観にきてビックリしました。
    人には色々な考え方があるのにそれを全否定、受け入れなければ「荒らす」・・・ネット上では何でこういうことが起こっちゃうんでしょうね。手段が自己目的化してますよね。
    小佐野さんの意見がすべて是とは思わないけど、小佐野さんの意見が聞けるココは観にくるのが楽しみなんです。
    GNOGさんも書いてらっしゃいますが、ぜひ再開されるのを楽しみにしております。

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