レッスルランド

 昨日、ディファ有明で初めてレッスルランド(以下WL)を見た。ウーン、難しいね。お客さんが乗り切れないし、何かやっていることが馴染んでいない。プロレスに限らず、日本ではエンターテインメントというのは本当に難しい。どうしてもエンターテインメント→バラエティー→お笑いっていう感じになってしまうのだ。
 新日本がこれをやっていく上で、まずどんなファンをターゲットにするのかを明確にしなければならないと思う。マニアなのか、一見さんのお客さんなのか、大人か子供か、男性か女性か…それによって演出も随分と変わってくるのではないか。
 今、メジャー感がありつつ、ギリギリのエンタメ路線なのは全日本。試合前にRODの前説があり、その途中でVMが入ってくるのは、お約束。ファンもVMがどんなタイミングで入ってくるのかを楽しんでいる。そして全日本のエンタメ路線が受けるのは、VMがどんなに悪の限りを尽くしても、何かの拍子にTARUやブラザーの人のいい素顔が出るところにあると思う。虚構の中のホントが面白いのである。ジュニア・ヘビー級のトーナメントにしても、新日本のナウ・リーダーVSニュー・リーダーをパクッたマイク・パフォーマンスから始まったが、今のファンにはわからなくても、23年前のことを知っているマニアは大笑い…というマニア心をくすぐるところもニクい。ベタな笑いではなく、思わずニヤリとしてしまう、あるいはプッと吹いてしまう面白さがあるのだ。
 元々、エンタメ路線を考えたのはFMW時代の冬木。冬木は、
「これで名前もあって、試合のレベルも高ければ、こんなことやらなくてもいいの。でも、これをやらないとお客さんが来ないからやるの。とりあえず、試合の前と後に面白いことがあるってだけでも客引きのプラス材料でしょ? これに試合のレベルがおっつくことが理想なのよ」
 と言っていた。新日本の選手は名前もあるし、技術もある。だったら、その新日本がエンターテインメントをやったらどうなるのか…そのオリジナリティを見たいのだ。

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