善意のパワー

 昨日のノア日本武道館の高山善廣復帰戦は、まさに高山復活のお祭りだった。会場内に充満する善意のエネルギーが、高山を支えたと言ってもいい。対戦相手の三沢、秋山、パートナーの健介、そして超満員の大観衆の「復活してくれ!」という祈りにも似た気持ちが、高山に大きなパワーを与えていた。
「純粋に高山復帰戦に臨みたい」と言っていた秋山、「覚悟を持ってリングに戻ってくるなら、中途半端なことはできない」と三沢、小橋の代打を買って出た健介の想い。どれもがピュアだった。
 プロレスというのは、ハッキリ言って先読みの世界だ。だから今回の高山復帰戦も小橋の急病、小橋の代打に健介出場という形になって、あっちこっちの方向に話題が膨らんだ。「ベルトを持って入場した秋山に高山が噛みつくんじゃないか」「小橋が当分、出場できないから、秋山VS健介のストーリーが生まれるのでは?」などなど。特に新聞は見出しになる記事が必要だから、先へ先へと進みたがる。そんな中で秋山はこう言っていた。
「プロレスって、ああなんだろう、こうなんだろうっていう意識があるだろうけど、そうじゃない部分もあるし、素の感情の部分もありますよね。その素の部分の言葉が一番出るのが僕かもしれない。だから僕の言葉ってトゲがあるのかもしれないですけどね。多分、昔からプロレスに接している記者の人たちには僕の言葉がちゃんと通じると思うんですけど、今回の高山さんの復帰戦を余計なトッピングなしでやりたいっていう僕の感覚を理解してくれる若い記者が育ってほしいです」
 リングに上がった全員が、高山がいかに2年間苦しんできたかを知っていた。2年も空白がありながら復帰しようという覚悟の意味を知っていた。だからピュアな気持ちで全員が復帰戦を務めた。それは客席にも届いたと思う。
 物事を斜に構えて見るのは大いに結構。でも、今、ピュアな心、善意で物事を見ることがプロレスにパワーを与えるのではないか。

「善意のパワー」への5件のフィードバック

  1. >物事を斜に構えて見るのは大いに結構。でも、今、ピュアな心、善意で物事を見ることがプロレスにパワーを与えるのではないか。
    …耳が痛いですね。でも、それを実感した週末でした。
    NOAHはG+中継で観ましたがセミ、メインに限らず全ての試合が
    『自然と』ピュアな気持ちで「プロレスって良いなぁ」と感じられました。
    特に中嶋選手は素晴しい。嫉妬するくらい爽やかに熱くしてくれる(言葉の矛盾はご容赦下さい。でもそんな気持ちなんです)
    でも新日本については試合を見る気も起きない。
    『善意』を持っても裏切られるから…。本気でそう感じてます。

  2. 今回の高山選手の復活に関しては、斜めに構えてみる事は、無かったです。だって全日本系のプロレスってそうじゃないですか。某老舗団体(期待だけあおって結果をがっかりさせる)と違って純にプロレスだけしか考えられないですよ。ただ、怪我を気にして高山選手に手抜きをしないか?だけでした。だって怪我の内容が内容が内容ですよ。気にして技を掛けるのがふつうじゃないですか!でも、やはり全日本系、余計な心配でした。ガンガン生きましたね。名勝負と絶賛する試合ではないですが無事カムバックできた事と別の意味でよかった大会と思います。こんなのは、総合(格闘技)系には味わえないですよね。(自分は、G+で観戦しました。)

  3. 高山はUインター出身だし健介はジャパンプロ出身だし、
    全日系とか新日系とか関係ないのでは?
    あとどうも新日本にかぎって「減点法」のみが適用される傾向が
    あると思う。札幌もレスナードタキャンのマイナスイメージが
    大きいけど払い戻しも数も一桁だったというし肝心の試合内容も
    ネットで報告されているものを読む限り盛り上がって結果的には
    いい興行になったようです。
    新日本のマイナスイメージをあおっているのってむしろ新日本を
    全くみない人なのでは?例えるなら被害者を装った第三者というか。

  4. グースカさん、まだ粘着してたんですかw
    新日本のマイナスイメージを煽っているのは、他でもない新日本そのものだということに、いつまで目をつむっているのですか?団体発でのおかしな言動や興行クオリティの低下が無ければ、面白おかしくネタにしようと思っても長続きしませんよ、普通。
    あともう一つ、他の人々のことあなたが「新日本のマイナスイメージをあおっているのってむしろ新日本を全くみない人なのでは?例えるなら被害者を装った第三者というか。」と揶揄しておられたのであえて言いますが、客観的に見て偏向して止まないのはグースカさん自身ですよ。あなた自身はうまく猫かぶっているおつもりかもしれませんが、あなたの発言が一向に支持されないのには、そういう所にも理由があってのことだと思いますが。
    ※本筋には関係ないので追伸として。「払い戻しも数も一桁だったというし」とおっしゃってますが、ネット上新聞記事によれば会場前払い戻し数は「30枚ほど」(二桁)、それに加えて、郵送による受付分があるそうですから、あなたがおっしゃるように「一桁」などと言う事はありえませんよ。
    こういう細かい所でもソースなしの怪しい記述をされるから、失礼ながら素性を疑われることにもなるのです。

  5. 一言
    払い戻し数一桁というソースは昨日の新聞でございます。
    会場の雰囲気や試合内容はテレビ放送をみて確認したいと思います。
    書き込んでる人のほとんどはまだ確認していないのでしょうから。

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