感慨無量

 昨日、後楽園ホールでWARがファイナルとなった。旗揚げから14年関わってきただけにテレビ解説も力が入った。放送席は2階のバルコニー前で、デスクが大きくて実際はリング上が見えず、モニターを見ながらの解説。正直なところ、ナマでこの目に焼きつけたかったが、今回は“WARのため!”という気持ちしかなかったから、個人的な気持ちは置いといて、少しでも役に立てれば満足だった。
 大会前日、海野ちゃんから電話がかかってきた。「小佐野さん、嬉しい報告があります。前売りチケットが完売しました。当日券を250枚取ってあるだけですよ! これで最後に大将もカッコつきますね!」。
 海野ちゃんは本当に天龍さんが大好きだ。その嬉しいそうな声を聞いただけで私は出来上がった。海野ちゃん、まき代さん、紋奈ちゃん…みんなの「天龍さんに気持ちよくWARを締め括ってもらいたい」という祈りにも近い気持ちは胸にグッと迫るものがあった。
 それにしても凄い熱気だった。選手、関係者、観客全員が、あの熱い時代に完全に戻っていた。「ノスタルジアはないよ、金のため」とクールに言い放っていた邪道&外道も、わざわざ冬木軍カラーの黄色のコスチュームを新調して試合に臨んでくれた。そして彼らに対するWARファンの熱烈な声援といったら…。
 実は先週土曜日のタイガーマスクの結婚披露宴でのこと。邪道と「WARではコスチュームどうすんの?」「もちろん昔のコスチュームを用意してますよ!」という会話をしていたのだ。試合後、身内の打ち上げに、一度は天龍と袂を分かった邪道&外道、石井が出席して、天龍にビールを注いでもらっている姿を見ることができたのも嬉しかった。すべては恩讐の彼方だ。モッチーが目を潤ませて入場したシーン、全試合終了後に越中さんがさり気なくWARファンに頭を下げたシーンにはジーンときた。そうそう、菊池淳が駆けつけてくれたのも嬉しかったなあ。
 未だに興奮が冷めない。改めてWARという団体、天龍源一郎という人物に関われたことを幸せに思う。だって45歳になろうという男が、ここまで心を揺さぶられたのだから。

職人に注目

 今日発売の週刊ゴングを見て頂ければおわかりだと思うが、実は先週、坂口道場でヒロ斉藤にインタビューした。ヒロちゃんは私と同い年。だが、中学を卒業して新日本に入門したから、私が高校生のファンクラブ時代にはすでにレスラーだった。実にキャリア27年! あの小さい体でやってきたのだから凄いことだ。ファンクラブ時代にはインタビューするのに藤波さんや栗栖さんを控室から呼んでもらったりしていたものだ。そして、この業界に入った当時は年上ばっかりだっただけに、同じ年齢のヒロちゃんだけが話しやすいレスラーだった。
 振り返れば、ヒロちゃんが若手時代に前座戦線にいたのは藤原さん、永源さん、荒川さん、佐山さん、小林邦昭さん、前田さん、そして5歳年上の後輩・平田さん…と、凄い人ばかり。そんな中で揉まれてメキシコ、カナダも経験しているのだから“職人”になって当然。いや、職人にならなければ、ここまで第一線でやってこれなかっただろう。
 試合の組み立てを無視した大技連発の今のプロレスに苦言を呈するヒロちゃんは、きっと8月2日の『新無我伝説』で西村相手に“ニクいファイト”を見せてくれるはず。ちょっと見ではわからない細かいテクニック、巧みな試合運びに注目しよう。

レッスルランド

 昨日、ディファ有明で初めてレッスルランド(以下WL)を見た。ウーン、難しいね。お客さんが乗り切れないし、何かやっていることが馴染んでいない。プロレスに限らず、日本ではエンターテインメントというのは本当に難しい。どうしてもエンターテインメント→バラエティー→お笑いっていう感じになってしまうのだ。
 新日本がこれをやっていく上で、まずどんなファンをターゲットにするのかを明確にしなければならないと思う。マニアなのか、一見さんのお客さんなのか、大人か子供か、男性か女性か…それによって演出も随分と変わってくるのではないか。
 今、メジャー感がありつつ、ギリギリのエンタメ路線なのは全日本。試合前にRODの前説があり、その途中でVMが入ってくるのは、お約束。ファンもVMがどんなタイミングで入ってくるのかを楽しんでいる。そして全日本のエンタメ路線が受けるのは、VMがどんなに悪の限りを尽くしても、何かの拍子にTARUやブラザーの人のいい素顔が出るところにあると思う。虚構の中のホントが面白いのである。ジュニア・ヘビー級のトーナメントにしても、新日本のナウ・リーダーVSニュー・リーダーをパクッたマイク・パフォーマンスから始まったが、今のファンにはわからなくても、23年前のことを知っているマニアは大笑い…というマニア心をくすぐるところもニクい。ベタな笑いではなく、思わずニヤリとしてしまう、あるいはプッと吹いてしまう面白さがあるのだ。
 元々、エンタメ路線を考えたのはFMW時代の冬木。冬木は、
「これで名前もあって、試合のレベルも高ければ、こんなことやらなくてもいいの。でも、これをやらないとお客さんが来ないからやるの。とりあえず、試合の前と後に面白いことがあるってだけでも客引きのプラス材料でしょ? これに試合のレベルがおっつくことが理想なのよ」
 と言っていた。新日本の選手は名前もあるし、技術もある。だったら、その新日本がエンターテインメントをやったらどうなるのか…そのオリジナリティを見たいのだ。

結婚式!

 昨日はタイガーマスクの結婚披露宴に出席した。仲人はライガー夫妻。タイガーマスクは正体不明、ライガーにしても公の場では素顔を見せないから、どうするのかと思いきや…ケーキカット、キャンドル・サービスではマスコミ用に披露宴バージョンのマスクを着用。実は新婦・泉さんも「被りたい!」とマスクを作ったのだが、髪形が崩れてしまうので断念したそうだ。
 それにしても多くの人が列席した。その数300人ぐらいだっただろうか。新日本のレスラー&関係者はもちろん、師匠の佐山聡。サスケ&人生を始めとしたみちのく勢、そして引退した安沢や退団したケロちゃん、吉江、長井、長尾らもタイガーを祝った。
 ケロちゃんが軽妙なトークで選手にインタビュー、吉江がギャクをかまし、後藤洋央紀と新人・平澤がてんとう虫に扮して『てんとう虫のサンバ』を熱唱、いい気分になった矢野が上半身裸で踊り出して、合宿所組全員が矢野に続く…本当に幸せな雰囲気だった。この幸せな一体感が会場でファンに伝わればなあとつくづく思った。
 最後にタイガー、泉さん、おめでとうね。楽しい宴にお招きいただいて、ありがとうごさいました。

新日本問題について

 このところ、コメントの書き込みでは新日本問題でカンカンガクガク状態になっている。
 私が思うのは、やはり今回のレスナー不参加については新日本の非は免れないということ。ただ真相がどうのという話になると、契約書は会社の機密書類である以上、公になることは有り得ないし、事が終わった以上、すべてをひけらかしても不毛だと思う。すでに新日本はイメージダウンというこれ以上ないダメージと制裁を受け、真相がどうあれ、不祥事を起こしたことについて謝罪しているのだから、あとはかつて日本人レスラーの離脱が相次ぐ中でちゃんとした契約書作りをしたように、問題点を改善してもらえばいいのではないか。
 レスナーについて言わせてもらえば、素晴らしい素材だが“出稼ぎ根性”しか持っていなかったのは残念だった。団体の看板のチャンピオンにもかかわらず、試合の前日に来日して試合の翌日には帰国してしまうのでは、何のプロモーションもできない。その上、K-1と接触したりと、やりたい放題。新日本の願いをまったく理解していなかった。そういった好き勝手な行動ができるということは…契約に不備があったということになり、これまた新日本そのものに返ってしまうのだが。
 アンチ新日本ファンにはフロントの不祥事は不祥事として、レスラーが頑張っているリング上を見てほしいと思うし、新日本ファンには「また批判された」と神経質になるのではなく、厳しい目と温かく見守る目の両方をバランスよく持ってほしいと思う。
 コメントにこれだけ書き込みがあるということは、それだけ真剣に考えている人たちが多いということで、それはそれで嬉しいが、あんまりギスギスしすぎるのは、ちょっと辛い。もちろん不祥事を看過することはできないが、基本的には大らかにプロレスを楽しみたいもの。
 私はかつて馬場さんが私に言ってくれた次の言葉が好きです。
「お前にひとつ、いいことを教えてあげようか? プロレスというのはな、楽しいものなんや。面白いものなんや」。
 本当にそうあってほしいと心から願う。

健介と棚橋

 昨日、ノアの高山復帰戦に関して“善意のパワー”と書いたが、小橋の代打として高山のパートナーを買って出た健介が左眼窩低骨折の重傷の身での出陣だったと聞いて本当にビックリした。健介が小橋の代打としてのオファーを受けたのは6月29日。左眼窩低骨折は、その4日後の8月2日、BMLの後楽園大会。ノーザンライト・ボムを仕掛けた際に柴田勝頼の膝が左目を直撃してしまったという。だが、健介は翌日の全日本・大田区、9日の全日本・入間も休まずに出場して、高山復帰戦も入院先から一時退院して出場したというのだ。
 本当に見上げたものである。武道館の試合前、私は北斗と雑談していたが、北斗はそんな不安を微塵も見せずに明るかった。健介も北斗も、怪我が公になることによって高山復帰戦の意味合いがぼやけることを懸念していたのだと思う。だからこその試合翌日の発表だったと思うし、たとえば全日本2大会を休んで高山復帰戦のみに出場するという選択肢もあったはずだが、それもできなかったのだろう。元気いっぱいの佐々木健介で高山復帰戦を祝いたかったのだ。これは「余計な話題をトッピングせず、ピュアな形で高山さんの復帰戦を務めたい」と言っていた秋山に通じるものだ。
 そして昨日はもうひとつ気になる話題があった。新日本の月寒大会だ。何と大会2日前にIWGP王者ブロック・レスナーの来日が中止になったのである。新日本側から言わせれば契約上のトラブルによるドタキャンであり、レスナー側からすればビザ取得に関する新日本の書類の不手際となる。どうあれ、売り物のチャンピオンが出場しないというのだけが紛れもない真実。おいおい、またかよと言いたくなってしまう。
 昨日のサムライTV『S-ARENA』でもコメントを求められたので喋ったが、一番の被害者はチケットを買ったファン。そしてレスラー…特にこの2ヵ月間、レスナー戦のみに絞って頑張ってきた棚橋である。いきなり挑戦者に指名された棚橋は現場の信頼、ファンの信頼を得てレスナー戦に挑もうと本当に頑張ってきた。「俺は変わりたい!」と叫んだ。その気持ちをどうしてくれるのか…。
 私が願っていたのは、昨日の札幌大会に集まったファンが“善意”で試合を見てくれること。とにかくリングに上がって戦うレスラーに責任はない。彼らはどんな状況でもリングに立ったら一生懸命ファイトするしかないのである。それを冷めた目で見られたら救いようがない。現地に行った人の話を聞いた限りでは、雰囲気も、試合内容も良かったという。良かった。
 ベルトを巻いた棚橋は涙を流して「これから新日本を良くしていく。地方の巡業にも参加するチャンピオンでありたい」と宣言したという。この2ヵ月、棚橋はいろいろな意味で強くなったと思うし、団体を背負う者の自覚が生まれたはず。今はただ、おめでとうと言いたい。

善意のパワー

 昨日のノア日本武道館の高山善廣復帰戦は、まさに高山復活のお祭りだった。会場内に充満する善意のエネルギーが、高山を支えたと言ってもいい。対戦相手の三沢、秋山、パートナーの健介、そして超満員の大観衆の「復活してくれ!」という祈りにも似た気持ちが、高山に大きなパワーを与えていた。
「純粋に高山復帰戦に臨みたい」と言っていた秋山、「覚悟を持ってリングに戻ってくるなら、中途半端なことはできない」と三沢、小橋の代打を買って出た健介の想い。どれもがピュアだった。
 プロレスというのは、ハッキリ言って先読みの世界だ。だから今回の高山復帰戦も小橋の急病、小橋の代打に健介出場という形になって、あっちこっちの方向に話題が膨らんだ。「ベルトを持って入場した秋山に高山が噛みつくんじゃないか」「小橋が当分、出場できないから、秋山VS健介のストーリーが生まれるのでは?」などなど。特に新聞は見出しになる記事が必要だから、先へ先へと進みたがる。そんな中で秋山はこう言っていた。
「プロレスって、ああなんだろう、こうなんだろうっていう意識があるだろうけど、そうじゃない部分もあるし、素の感情の部分もありますよね。その素の部分の言葉が一番出るのが僕かもしれない。だから僕の言葉ってトゲがあるのかもしれないですけどね。多分、昔からプロレスに接している記者の人たちには僕の言葉がちゃんと通じると思うんですけど、今回の高山さんの復帰戦を余計なトッピングなしでやりたいっていう僕の感覚を理解してくれる若い記者が育ってほしいです」
 リングに上がった全員が、高山がいかに2年間苦しんできたかを知っていた。2年も空白がありながら復帰しようという覚悟の意味を知っていた。だからピュアな気持ちで全員が復帰戦を務めた。それは客席にも届いたと思う。
 物事を斜に構えて見るのは大いに結構。でも、今、ピュアな心、善意で物事を見ることがプロレスにパワーを与えるのではないか。

私の言葉

 昨日のダイアリーにもコメントが寄せられていた。改めて人の感じ方は様々だと痛感する。グースカさんは、私に「新日本の足を引っ張る」という意図を感じたようだが、それは一切ない。では、DSEや、エディ・ゲレロを利用したWWEと、新日本のどこが違うのかということだが…WWEの件は正直、よく知らないが、これには私も反対だ。DSEに関してはS-ARENAで小川と遺族の方たちがリング上でトルネード・ハッスルをやっている映像を見たが、私はまったく嫌悪感を持たなかった。むしろ、微笑ましく思えた。まあ、これも個人的な感覚ということになってしまうが。
 岐阜の蝶野の件に関しては「蝶野、それはちょっと違うんじゃないの?」ということ。個人を偲ぶセレモニーの直後の行動としては非常識だった。あのリング上でなければ、私も別に嫌悪感を持たなかったと思う。私の批判はそれだけのことで、それ以上の意図はない。だから大谷が橋本の名前を出すことに関しては、何も思わない。蝶野は思慮深く、人に気配りをするバランスの取れた人間だからこそ、余計にそう思えたのだ。そしてテレビの生放送でコメントを求められたら、そこで適当にやりすごしたり、嘘をつくことは私にはできない。それでは私が出演している意味がないから…。
 ここで私のスタンスを示しておきたいが、時流に乗って何でもかんでも批判すればいいなどとは、まったく思っていない。「フリーになったんだから、過激なことを言ってくださいよ」と言う人もいるが、無責任なことは言いたくない。それにフリーという私の立場はバックボーンがないから、団体やレスラーを批判するのに大きなリスクがある。各媒体に「あの人は使わないでくれ」と圧力をかければ、私の存在など簡単に消えてしまうのだ。それに私は新日本に限らず現場取材を基本にしているから、当然、選手や関係者と顔を合わせる。となると本音としてはどこも批判はしたくないというのが正直な気持ちだ。
  私は週刊ゴング等の媒体に原稿を書く時に、なるべく〈フリーライター/小佐野景浩〉と入れてもらうようにしている。それは「今はゴングの人間ではなくフリーなんですよ」というアピールでもあるが、もうひとつは個人としての責任を明確にしておきたいから。自分の仕事について媒体に迷惑をかけたくない。自分で責任を負いたいのである。だから、それなりの覚悟がないと批判的な文章を書いたり、発言したりはできない。例えばS-ARENAでの発言でも、もしサムライTVに圧力が掛かったら、私は干されることになるのだ。でも、個人として執筆、あるいは出演している以上は、私自身の考えを素直に示さなければ存在価値はないと考えている。
 我々は裏側の団体関係者やレスラーの辛さを見ているから、基本的には誰でも応援したくなる。だが、それで擁護すると太鼓持ちだ、癒着だと言われてしまう。理想は、読者に団体関係者やレスラーの努力を伝え、団体関係者やレスラーにはファンの気持ちを伝えて両者の橋渡し役になること。そして批判記事を書いた時に、団体関係者やレスラーから「あの人に書かれたんだったら仕方ないな」と思われるくらいの信頼関係を築くことである。時にはNOを言うことも団体やレスラーのためだと思うから、敢えて批判もするのだ。
 今回、いくつかの書き込みを読んで、このダイアリーを真面目に読んで、真剣に考えているファンの人たちがいることを知って嬉しく思った。私の考えが正しいとは言わない。私に限らず、媒体に書いてあることは材料のひとつとして、あとは個人個人が自分の考えを持ってプロレスを楽しんでもらえればいいと思っています。
 
 

一昨日のダイアリー

 一昨日の橋本に関するダイアリーについてコメントが書き込まれ、意見を求められたので、私の考えを噛み砕いて記しておきたい。私は追悼の10カウント・ゴング後に蝶野がアジッたことを批判したわけだが、それは場面の問題。あの場でマイクを掴んでがなることはなかっただろう、バックステージでマスコミに語ればよかったのではないかということだ。
 もしかしたら蝶野は気持ちを抑えきれずにリング上でやってしまったのかもしれない。でも、それは単なるアングルだと思われても仕方がない。また、10ゴングで橋本を偲んでいた人たちが、次の瞬間の蝶野の豹変をどう感じたかを思うと…やはり私は、あの場でやるべきことではなかったと思う。
 新日本にしろ、ハッスルにしろ、橋本にちなんだ何かをやるのは結構だと思う。関係者には橋本を風化させてはいけないという気持ちが間違いなくある。それがビジネスにつながることも事実だが、それは橋本も許してくれるはず。要はどういう形でビジネスになっていくか、それを見た人たちがどう感じるやり方をするかだと思う。
 ゴングの橋本特集についてだが、今、私はゴングの編集方針には一切タッチしていない。でも、もし自分が編集長だったら、やはり何らかの形で橋本特集を組んでいたと思う。もちろん、それはビジネスになる。でも、その根底にあるのは、橋本真也というレスラーを伝え続けなければならないという、この仕事をしている人間としての義務感だ。冬木さんが亡くなった時、私は追悼号を作った。冬木さんが危篤になった時点から作り始めた。「人の死を商売にして…」と言う人もいたが、私は純粋に「冬木弘道というレスラーがいた!」ということを世間に知らせたかったし、何より冬木さんの家族に残すために作った。もちろん、売る本だからビジネスになってしまうが、気持ちとしては純粋だった。
 いたずらに新日本を叩こうとは思わない。だが、テレビに出演していて、あの場面を見せられて、丸く収める無難なコメントをすることは、私の本心を殺すことになるからできなかった。ちなみに私がノアを支持したのは「小橋さんのために頑張る!」と同情を引くのではなく「お客さんに、小橋さんがいないマイナスを感じさせないように頑張ろう」「小橋さんが安心して休めるように頑張ろう」という空気を強く感じたからである。
 ぐーすかさん、ものの感じ方は人それぞれだと思います。これは私なりの考え方ということです。
 

ヒゲ

 私のヒゲ面は賛否両論。永田裕志は「何か、晩年のいかりや長介みたいですね!」と言うし、「それじゃあ、原始人じゃないですか」と言ったのは海野レフェリーだったか…。ノアの浅子トレーナーは「怪しい、怪しすぎる!」とのたまう。天龍さんは「いいんじゃない?フリーは個性が大事だから」と言ってくれたけどね。
 という中で、週刊ゴング編集長の木幡クンの薦めに従ってヒゲ・トリマーを購入。何気に蝶野や武藤の顔を見て参考にして…ジョリジョリ。モミアゲとアゴ、鼻の下は6ミリに揃えて、唇の下は3ミリにカット。おお、これは便利だ。不器用な私でも何とかなる。それまで、あっち向いたりこっち向いたりして、ボサボサだったヒゲがキレイに揃った。完成形まで目前だ!