新日本05年最終興行

 昨日25日は後楽園ホールで新日本プロレス『夢☆勝ちます』の取材。前日のノアの追い込みやら何やらで3時間ちょっとしか寝ていないので辛かったが、年内最終興行となれば見ないわけにいかない。
 草間氏からサイモン猪木氏への社長交代、長州の現場監督復帰、ユークスへの身売り…と大きく揺れ動いた05年の新日本。いや、今も揺れ動いている。新年の契約更改に向けて新日本から独立を考えている選手もlいるだろうし、あるスポンサーが付いてふたつに割れるという説もある。実際に選手の中には、そうした噂は聞いているものの、どこまで信憑性があるのかわからないと言う人もいる。
 さて、何とも微妙な空気の中での最終興行だったが、選手たちは1年の締め括りとしてリング上に打ち込んでいた。何があろうとも一番大事なのはリング上なのだ。
 この日のベストバウトは中邑真輔VS山本尚史。最近、勢いに乗っている山本の猛追ぶりは見ていて気持ちが良かった。中邑のシャインング・トライアングルを顔面踏みつけで外す選手は初めて見た。そこまでやり合える2人の闘志と若さは素晴らしい。そうしたひたむきな闘いは必ずやファンの心を掴むと思う。
 メインの棚橋VS後藤洋の試合は、後藤が途中からペースを乱して残念ながら期待外れ。だが、私は後藤の姿勢を買っている。この屈辱をバネにしてほしい。
 そして何と言っても主役は14人タッグ・イリミネーションで1人生き残ったヒロ斉藤だ。“夢勝ち”と言うと、若手が光る舞台というイメージがあるが、ヒロは自らの底力で主役の座を奪った。最後は金本&西村相手に1対2となり、足に集中攻撃を浴びて、試合後には控室に戻る階段から転げ落ちるほどのダメージを受けていたにもかかわらず、西村を首固め、金本をジャーマンで連破したのである。
 キャリア27年、44歳。世代交代が加速する新日本の中にも“昭和”は生きている。

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