この1週間に感じたこと

 先週は忙しくて、ほとんどダイアリーが書けない状態だったので、ここで取材の中で感じたことを列記していこう。
◎23日=ゼロワンMAX後楽園 ゼロワンの会場に足を運んだのは本当に久しぶり。借金王として、すっかりワルのイメージが付いた安田(忠夫)さんに「アレーッ、久しぶりですねぇー」と声を掛けられてしまった。この日、出色だったのはメインの日高&藤田VS炎武連夢のNWAインターコンチ・タッグ戦。共にタッグチームとしての実力と、タッグチームとしての面白さを持ったチームだけに好ファイトになって当たり前。そして日高&藤田の勝利で会場がハッピーな雰囲気になったのだから、言うことなし。やっぱりプロレスは観客をハッピーにさせなければ駄目だ。今、ハッスル、全日本、ドラゴンゲートが人気を博しているのも、そこにハッピーな空気があるからだと思う。そして…改めて日高&藤田は最高。今のファンは知らないかもしれないが、2人には日高=バトラーツ、藤田=大日本に所属していた98年からのタッグチームとしての歴史がある。かつてTAKAに「技だけじゃ駄目!プロとしての本当の技術がない!」とコキ下ろされていた時代から知る者にとっては、彼らの成長は嬉しい限りだ。
◎11月23日=新日本・後楽園 ゼロワンがあった日の夜は、会社としてもリング上も新体制となった新日本の新たなスタート。一番、印象に残ったのは第1試合でヒロ斉藤が竹村をジャーマンで仕留めたことだ。ヒロちゃんは私と同い年。私がファンクラブをやっていた高校生時代には、もうレスラーとしてデビューしていた。その頃からの知り合いである。それが未だに現役で、しかも腰が悪いのに往年の必殺技ジャーマンを繰り出したのだから凄い。なお現役でやってやるという決意を感じた一発だった。あと印象に残ったのは後藤洋央紀、安沢明也のいかにもヤングライオンといった感じのはつらつとしたファイトと、正規軍(金本&タイガー)とCTU(ライガー&稔)のタッグマッチ。軍団抗争廃止となっても、このジュニア戦線へのファンの思い入れは深い。それだけこれまでの彼らの戦いが充実していたということだ。ただ、上位カードになるにつれて、何となく緊張感が薄れていったという印象の新生・新日本のスタートだった。
◎11月26日=ノア札幌初日 この日は久々に小橋VS天龍のタッグ対決。試合前、小橋は私の顔を見ると「あっ、小佐野さんが来てる。やっぱりな、天龍さんがいるから。今日は小佐野さんが泣くような攻防を天龍さんとやるよ」と、いきなり挑発してきた。こうなると返さないとプロレスにならない。「天龍さんは“小橋は相変わらずクサいな。変わんないな。焼酎の中に詰め込まれたマムシのように自分に酔ってる”って言ってたよ」と逆挑発すると「いいじゃん、俺はクサくて、ベタでいいんだから。俺は50歳になったって“青春!”って言ってるよ。そういう天龍さんだって、全然変わってないじゃん!」。そうやってムキになる大人気ない小橋は愛すべき男だ。
◎11月27日=ノア札幌2日目 この日のベストバウトは天龍VS潮﨑。天龍がいきなり喉笛チョップ、延髄斬りと畳みかけて秒殺かと思いきや、これに潮﨑が食らいついてきたと見るや、ジックリとした試合に。結果、潮﨑は持っているものを全部出すことができた。これが1年前だったら、絶対に交わることのない2人。潮﨑にとって、天龍とシングルでやったということは大きな財産になるだろうし、天龍にとっても、自分が知らないところで育った馬場さんの流れを汲む遺伝子を体感できたことは感慨深かったのではないだろうか。
 以上、1週間のダイジェストでした。ジャンジャン!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です