8ヵ月ぶりの生ハッスル

 昨日の夜は2月の名古屋以来、8ヵ月ぶりにハッスル(後楽園ホール=ハッスルハウス)を見た。会場は超満員の大盛況。11・3ハッスル・マニアもすでに実券で5000枚が売れているという。これは新日本の10・8東京ドームを上回る勢いだ。
 試合前から観客は完全に出来上がっている状態。積極的に楽しもうという意欲満々なのがわかった。私はエンターテインメント路線のFMWも支持していたし、元々ハッスル肯定派。サイド・ストーリーの面白さで普段はプロレスに興味のない人に足を運ばせて、プロレス・ファンにするというのがハッスルの役割りだと思う。だが、現実はサイド・ストーリーが肝心の試合より上に行っている。観客の大多数のお目当てがサイド・ストーリーになってしまっているのだ。サイド・ストーリーが練り上げられて面白いからこそ、試合はよりシビアでなければならないと思う。「ヘーッ、プロレスって凄いんだ!」と一般の人に思わせなければ、単なる一過性の人気で終わってしまうのではないか。
 さて、私が個人的に注目しているのはハッスル・マニアで鈴木健想相手にデビュー戦を行なう和泉元彌。狂言師だけあって眼の力が強い。そしてパフォーマーとしてプロレスラーにリスペクトを持っている。
「舞台は失敗が許されないナマ物。どんなハプニング、アクシデントがあっても務め上げなければならないんです。それはプロレスラーも同じだと思います」
 と和泉元彌は言った。600年の歴史を持つ狂言の第一人者がプロレスという舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、これは注目だ。

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