東京ドームの第1試合

 大会2日前になって、やっと新日本10・8東京ドームの全カードが出揃った。最後まで残った中邑&棚橋の相手は川田&安生に決定。ここ2~3年、新日本のドームは直前までカードが決まらないケースが多かったが、今回ほど難航したことはない。とりあえず、決まったということで、あとは当日、選手がリング上でどんなファイトをしてくれるかに注目するのみだ。
 さて、私が個人的に注目しているのは、今日の内外タイムス1面で書かせてもらった通り、第1試合に据えられた藤波&西村VS長州&石井。懐古趣味で注目しているわけではない。ここまで迷走ドタバタ劇があっただけに、ここは藤波VS長州の80年代新日本黄金時代を作った2人が試合を通してどんなメッセージを送ってくれるのか期待したいのだ。
 ナマの感情をぶつけ合った2人の激闘は、暗黙の序列、日本人VS外国人という基本を崩し、さらには馬場&猪木時代を突き破って“俺たちの時代”を呼び込んだ。この2人の闘いにこそ、猪木ワンマンエース以降の新日本の原点があるのだ。
 多分、第1試合の時点では客席は埋まっていないだろう。そして観客の心も出来上がっていないはず。そんな中で藤波と長州がどんな闘いをするのか? 通常の大会でも、その成功のカギは第1試合が握っている。現役としてリングに上がる以上、2人には新日本の精神を今の時代に見せつける闘いをやってほしいと切に願う。

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