今日のG1ベストバウト

 今日でG1も3戦目。連夜のホテル徹夜作業&コンビニ夕食で、少々お疲れ気味の私だが、それを吹っ飛ばしてくれる試合があった。それは中西学VS吉江豊!
 新日本の試合は、どうしても似たカラーが続いてしまうが、この2人のぶつかり合いは異色中の異色。筋肉だけの130キロ(中西)と太鼓腹(吉江)の160キロの激突は日本人レスラーにはないスケール感と迫力を生む。まるで全日本のROD対VMの名物ガイジン対決のようだ。あの吉江の体に中西がまったくパワー負けしないのがいい。
 相手が互角にぶつかってくるから吉江も燃える。あの体でトップロープからダイビング・ボディアタックをやったのだから凄い。この技は相手がしっかりと受けられるという前提があって、初めてできる技。そうでないと仕掛けた本人が怪我をする可能性があるのだ。吉江にここまでさせた中西もまた凄いのである。
 フィニッシュは中西が160キロを完璧な形で肩の上に担ぎ上げてのヘラクレス・カッター。ウーン、やっぱり、こいつは野獣だ。
 ところで今回のG1、吉江は今日だけでなく、連日にわたっていいファイトをしている。初日の福岡で「今回は160キロからのスタートだね!」と話しかけたら、
「昨日もモツ鍋、今日もモツ鍋…去年の反省を踏まえて、今年は最終戦まで体重を増やし続けます!」
 と、何とも頼もしい言葉が返ってきた。そう、それでいい。レスラー全員が卵の白味を食べて、無駄のない体になったら、面白くも何ともない。デブは癒し系…今のトレンドなのだ。
 ああ、吉江対ジャマールが見たい!

G1第2戦

 今日は大阪でG1第2戦。開幕戦の福岡は試合時間が長く、正直言って取材する方も疲れてしまい、どうなることかと思っていたが…今日は大会の進行もよく、試合もメリハリが利いていてよかった。
 スリリングだった藤田VS棚橋、蝶野を徹底的に潰さずにはいられなかった天山、藤波の奮闘によってスイングした藤波VS川田、喧嘩腰の永田VS鈴木…などなど。中邑との初対決で張り切っていた真壁が左アキレス腱を断裂してしまったのは残念。真壁の気持ちを思うと胸が痛むが、こうしたアクシデントがあるからプロレスは怖い。
 さて、今日の試合で私自身が理屈抜きに楽しめたのは西村VSカシン。延々と続く回転エビ固めの応酬、観客が「もう止めろ!」というぐらいしつこいエルボー・スマッシュ合戦。変わり者同士の対決は妙に味があるのだ。
 それにしてもカシンのヘンなこだわりは凄い。初日の福岡における藤波戦では、背中に“ドラゴン探検隊”“ダークドラゴン”“コンニャク”“世の中の流れを東スポで知る男”“ネバーギブアップ”と書かれたTシャツで入場、しかも入場曲は藤波の歌声入りの『マッチョ・ドラゴン』だった。そして今日の西村戦では“無我”“いかレスラー”と書かれたマスク、入場曲は、これまた西村の歌声入りの映画『いかレスラー』のテーマ曲。明日の川田戦でも何か趣向を凝らすのだろうか? こうしたネタを考えている時って、凄く楽しいんだろうなあなどと思ってしまう。やっぱりカシンはオモシロイ!

久々の出張気分!

 昨日の福岡から明日&明後日の大阪2連戦まで、G1取材のための5日間出張。こんなに長い出張をするのは週刊ゴングの編集長になる前だから、実に11年ぶりということになる。
 最近もゴングの仕事で地方に泊りがけで行く機会はあるが、今はインターネットが発達したために日曜夜、あるいは月曜の試合だって締め切りに間に合ってしまうということで、ホテルに缶詰になることがほとんど。6月のノア札幌2連戦にしても、夕食は2回ともコンビニ弁当だった。最近の記者は出張の楽しみもないのかと思うとかわいそうだ。
 昨日は締め切り的に余裕があるので、ホテルに帰った後は8月1日からスタートしたMobileゴングの原稿をメールしただけでゴングの出張スタッフと食事へ。名物のモツ鍋を堪能した。テーブルは違ったが、同じ店には週プロのスタッフや東スポの記者も…。
 やっぱり地方では、その土地の美味しいものを大勢でワイワイ言いながら食べるのがいい。思えば日本スポーツの社員時代(週刊ゴング時代)は、地方に行くと食事をし、酒を飲みながら、無礼講で若い人間の考えていることを聞いていたし、こっちも思っていることを言っていた。そういうコミュニケーションは大事。これぞ、同じ釜の飯を食うということだ。
 でも今日から早くもコンビニ生活に突入。これが日曜の夜まで続く。かなしい…。

G1初日

 今日は福岡でG1初日の取材。いきなり公式戦8試合…大会のすべてがシングルマッチというのは正直な話、観る方も覚悟がいる。前半4試合のうち、棚橋VS矢野、西村VS鈴木の2試合連続で30分時間切れというのは、内容はともかくとして観客も疲れたと思う。
 そんな中、メインで天山を下した川田は試合後、こう言ってた。
「チャンピオン・カーニバルの場合はタッグマッチがあって、6人タッグがあって、お客さんが盛り上がったところで公式戦なんだけど、G1は1試合目から8試合目まで、すべてシングルの公式戦でしょ? 無駄をなくした良さと、無駄をなくしたがためのバランスの悪さ…どっちを取るかだよね。今日は2試合も引き分けがあったし、お客さんも疲れたと思う。天山が頑張ってくれたから、お客さんもついてきてくれたと思うよ」。
 この言葉を聞いて、やはり川田は全日本出身者だとつくづく思った。G1は星取りがすべての大会。この日、川田は前年優勝の天山と当たったわけだが、その難敵・天山に勝つことだけでなく、1~8試合のすべてがシングルという大会のトリを取る責任まで感じていたわけである。まず、お客さんありき。無所属になろうが、川田は川田。どこの団体に出場しても変わることはない。

マレーチャン

 昨日は久々に仕事の予定がないフリーの日。昼間は、溜まりに溜まった領収書やらを整理して経理のお仕事。フリーになると、経理から何から全部自分でやらなければならないから、結構、忙しいのだ。
 で、夜は5月24日~28日までのランカウイ旅行の反省会と称して池袋にあるマレーシア料理の店『マレーチャン』へ。メンバーは私、妻チエコ、一緒に行ったシゲミさん、リエコちゃんの4人(マサヤさんは翌日の仕事が早いということで棄権)。シゲミさんは最近、マレー料理に目覚め、料理本を常に持ち歩いているのだ。
 さて、『マレーチャン』は昔からあるマレーシア料理の店。オーナーは、ある大学教授の奥さんでマレーシア・フリーク。年に3~4回、自ら現地に買出しに行き、店では食材の他に雑貨も売っているし、マレーシア語教室もやっている。店員さんのほとんどはマレーシアからの留学生だ。98年に初めてランカウイに行ってマレーシアにハマってしまったウチら夫婦は、これまでこの店で2回も結婚記念日を過ごしている。
 つい最近、テレビ東京の『出没!アド街ック天国』で紹介されたためか、店は大盛況。予約を入れておいて大正解だった。マレーシアはマレーシア人、中国系マレーシア人、インド系マレーシア人がいるので、料理も純粋マレー、中華系、インド系とバラエティに富んでいる。昨日はテンペサラダ、サテー、オタオタ、ロティジャラ、レモンチキン、空芯菜のマレーチャン・ソース炒め、カレー・ビーフン、それにワイン2本を注文して大満足。シゲミさんもリエコちゃんも満足してくれたようで、よかった!
 ハワイもいいけど、やっぱりアジアは和むなあ。