カズシ凱旋

 先週からいろいろなことがありすぎて、なかなか書けなかったが、全日本プロレスに宮本和志が凱旋した。宮本は2000年6月の分裂騒動があったあとに全日本でデビューした第1号選手。当時の所属選手は川田と渕だけだったから、黙々と雑用をこなす宮本とは年が離れていても自然と話すようになった。昨年7月に渡米後も「○日○日に××でベルトに挑戦します」「サンアントニオに引っ越しました」「チャンピオンになりました」と簡単ながらもメールをくれて、ちょっとしたメル友だった。
 この仕事をしていて楽しいのは、新弟子がデビューして、海外修行に行き、そして帰ってきてメインエベンターの道を上がって行く過程を見られること。海外に行く時の希望に燃えた顔、帰国した時の自信に満ちた顔を見るのは何とも言えない。そして、新弟子時代は呼び捨てで呼んでいた若者を、少なくとも公の場では“さん付け”で呼ぶようになり、敬語で接するようになるのだ。それは嬉しいような寂しいような気分でもある。
 さて宮本だ。7月15日の後楽園ホールの控室で久々に会った宮本はアメリカ帰りらしく垢抜けて見えた。「お久しぶりです!」と握手の手を差し出してくる仕草にもレスラーとしての自信が感じられた。この日、私はGAORAの解説だったが、入場してきた宮本は最高にかっこよく見えた。残念ながら、この日の雷陣戦しか見ていないが、海外修行の一番の意味は、英語を覚え、プロレスラーとして食うということを実感し、ファンとの呼吸を覚え、そして自信をつけることだと思う。
 恐らく7・26代々木の川田戦では鼻っ柱を折られる結果になるだろうが、その上での改めてのアメリカ生活は宮本を大きくさせると信じている。頑張れ、カズシ!

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