おめでとう!タイガー

 タイガーマスクが史上初のスーパージュニアV2&婚約発表! うーん、めでたい。昔、前田日明は「常勝チャンピオンはいない!」と言ったが…今、絶対的な強さを持つレスラーがいない状況を考えれば、ジュニア活性化を掲げるタイガーが王者として史上初のスーパージュニアV2を果たしたことは高く評価されていいと思う。
 思えばタイガーとの付き合いは11年にもなる。つまりデビュー前からということ。私が素顔のタイガーに会ったのは94年だった。この年の8月に週刊ゴング編集長になった私はスーパータイガー・ジムに出向いて久々に佐山聡さんにインタビューしたが、その時に佐山さんが、
「実は今、4代目のタイガーマスクを作っているんですよー。今日はいないんだけど、元々レスリングをやっていて運動神経もいいし、ウチでシューティングをやっているんで有望な若者なんです。小佐野さん、編集長になったお祝いに書いちゃっていいですよー!」
 とスクープ・ネタをくれたのだ。当の本人(今のタイガーマスク)はコンビニでゴングを立ち読みして初めてその事実を知り、佐山さんに「どうなっているんですか?」と聞いたら、「もう見たー?記事になっちゃんたんだから頑張ってねー!」と言われたそうだ。
 あとで本人に聞いたら、私はまったく気付いていなかったのだが、SWSの新人テストも受けたことがあるのだという。成績はトップクラスだったが、体が小さいことで採用されず、それでもレスラーの夢を絶ち難く、アルバイトしてメキシコに行こうとしていた時に佐山さんと知り合ったそうだ。もし、佐山さんとの出会いがなかったら、4代目タイガーマスクは誕生していなかったのである。
 当時、私はタイガー売り出しに力を入れた。デビュー前に表紙にもしたし、スタジオ特写もやった。だが、デビューしてみちのくプロレスに所属してからは、ほとんど取材していない。私の仕事の状況からして、みちのくまで取材に行く時間はなかったのだ。だから、ほとんど知らない間に彼はレスラーとして成長した。まだ新日本に移る前、何年かぶりにみちのくに行った時のこと、私の顔を見たタイガーは、
「あけましておめでとうございます。あっ、それと、良いお年を。だって、今年はもう来ないでしょ?」
 と、一言。大笑いとなったが、デビュー後は、それほど付き合いがないのに、未だに会うと、
「おとうさん!」
 と呼んでくれるのは嬉しい限りだ。実はIWGPジュニア王者になってからライガー戦、ブラック・タイガー戦と2回の防衛戦の週刊ゴングの記事はいずれも私が書いている。タイガー、これからもよろしくね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です