TAKAの功績

 昨日は後楽園ホールで全日本プロレスの6月シリーズ最終戦が行なわれたが、ここ1年半ぐらいの全日本を見ているとTAKAみちのくの力が大きいことを改めて感じる。
 RODなるユニットを結成して、プロレス本来の醍醐味である外国人レスラーの魅力を引き出したのもそうだし、試合前に行なわれるRODタイムは観客の心をプロレス・モードに切り替えるのにもってこい。
「俺たちの名前を知ってるかー!?」「俺たちの名前を言ってみろー!!」と、観客に声を出させることによって、いざ試合が始まったら歓声が起こりやすい状態にし、また巧みな喋りで、初めて来た観客にもシリーズの流れや、その日の見所を説明しているのだ。そこに敵対するブードゥー・マーダーズが入ってきての言葉の掛け合い…と、これから始まる試合が楽しみになってくるのである。
 何よりTAKAが凄いのは全日本=世界ジュニア、K-DOJO=STRONGEST-K、みちのく=東北ジュニアと、3団体のベルトを保持していること。さらに7月3日にはDRAGON GATEに出場して望月成晃のドリームゲート王座にも挑戦する。全日本ではDRAGON GATEを離脱したTARUたちと試合をしているのだから、これは普通では考えられないことだ。
 いくつもの団体を掛け持ちしてファイトしているということは、仕事的にも人間的にも信頼されているということ。メジャーでトップを張る一方で、選手名鑑にも載らないような地方のインディー団体にも出て行く姿勢にも好感が持てる。
「日本の全団体制覇を目指しているんですよ。結構、名もないインディーの中にも素晴らしい選手がいたりするんで楽しいんですよ」
 という言葉を以前、TAKAの口から聞いた。
「お客さんがいて、戦うリングがあれば、そこがレスラーにとっての故郷だよ」
 とは、かつての天龍さんの言葉だが、TAKAはまさにレスラーである。

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