好青年・義人

 昨日のサムライTV『NEWS侍』は週刊ゴングの金子泰之記者とダブル解説。金子記者は私が週刊ゴングの編集長をGKにバトンタッチしてから入社してきた。同時期にアルバイトを始めた人間は何人もいたが、その中で残ったのは彼だけだ。FMW担当からスタートして、今は全日本とゼロワンMAXの担当記者。この日は天下一ジュニアで優勝した佐々木義人がゲストだったから、金子記者がいてくれるのは心強い限りだった。
 というのも、義人選手を個人的に取材したことが一度もないから。彼がデビューしたのは2000年9月。すでに私は編集企画室長になっていて、週刊ゴングの仕事は助っ人程度だったので、新人の取材をするチャンスはなかったのだ。ただ、私は冬木体制のFMWを応援していたから、新人時代から骨太のファイトを見せていた義人選手には注目していた。だから喋ったことはなくても勝手に親近感を抱いていたのだが、義人選手は実に礼儀正しい青年。本番前の打ち合わせで「ゼロワンMAXの佐々木義人です。よろしくお願いします!」と改まって挨拶されたのにはビックリしてしまった。
 実際に話してみると面白い。浜口ジム時代のこと、何でFMWに入門したかなど、前々から興味を持っていた選手なのでいろいろ聞いてみたが、丁寧に答えてくれた。そのあたりのネタはいずれ週刊ゴングで書きたいと思う。
 いざ、本番。本番でも義人選手はガチガチに緊張していた。だが、さすがだなと思ったのは、小笠原和彦率いる空手軍団の話題になった時、空手軍団を表にまとめたフリップを、
「こんなもん、いらないですよ!」
と、投げ捨てたことだ。それまでの朴訥としたイメージから一変してレスラーの顔になっているのである。このスイッチの切り替わりは素晴らしい。
 素顔は礼儀正しく、いざレスラーの顔になれば大胆に。まだキャリア5年だが、FMWからスタートして、いろんな経験を積んできた義人選手だけに今後の飛躍に注目したい。

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