マレーシアン・ドリーム

 今朝(1日)マレーシアで買ってきたマンゴーを食べたら、凄く濃厚な味。心はまたまたランカウイ島に飛んでしまった。
 5月28日のダイアリーで、ランカウイ島はハワイに次ぐお気に入りの場所と書いたが、思い出に残っている人が何人かいる。ひとりは2000年4月にクアの町で出会ったシャークフィン・レストランを経営する中国系マレーシア人のポールさん。フラリと店に入ったら、
「日本の人? 実は千葉で店を出そうと思っているんだ」
 と、話しかけてきたポールさんは、そのうちに仕事を放棄して私と妻のテーブルに落ち着いて、
「まあ、いいから、いいから。これはおごりね」
 と、ビールを何本も振舞ってくれるサービスぶり。最後には、
「どこのホテル? ああ、近いから送っていくよ!」
 と、飲酒運転でホテルまで送ってくれる親切で陽気な人だった。
 ポールさんの奥さんは土産物屋を経営していたが、その店にも連れて行ってくれた。


 それから4年後の昨年1月、ペナン島に行った時のこと。奥さんが経営していた土産物屋と同じ名前の店を発見。早速、中に入って店の人に、
「ひょっとしたら、ここはランカウイでレストランをしていたポールさんの店ですか?」
 と聞いてみたら、ズバリその通り。店舗を増やしてペナンまで進出し、高級コンドミニアムに住んでいるとのこと。ランカウイのレストランは親戚に権利を売ってしまったそうだ。
 そして先週、5年ぶりのランカウイで現地係員のダニエルさん(この人も中国系マレーシア人)にポールさんのことを聞いてみると、
「ポールさん? 知ってますよ。友達です。今は中国、タイと貿易の仕事もしているんですよ」
 
 5年前はランニング姿で汗をかきながら鍋を振るっていたのが、今や土産物屋を何店舗も持つ一方で貿易も手掛ける実業家。
 マレーシアにはマレーシアン・ドリーム…サクセス・ストーリーを生むエネルギーがあるのだ。

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